しょうないREKの生みの親の思い

図書館という所は、毎週、新刊本や雑誌の最新版などを購入し、
物理的に壊れた本や、
内容が古くなった本、法律や制度が変わって利用価値のなくなった本、
一時ブームに乗って読まれていたがブームが去った本等は
原則として最低1冊は残して廃棄する。

これらの中には、図書館としては、新陳代謝のため不要となったがまだまだ読める本がある。
これをしょうないREKで売るようになる前は、
毎年、年に1度か2度、小学校の体育館を会場にして市民に提供していた。
しかし、市民の方は、体育館に所狭しと並んだ本の間を沢山の人の中をかき分けかき分け、選ばなければならない。
十分に吟味して選べないし、どうしても半分以上残ってしまう状況だった。

残った本はどうするか?もう廃棄するしかない。

しかし、これがつらい、もったいなくて、情けなくて、市民の方に申し訳なくて、
本に申し訳なくて、目にはうっすら涙が浮かんでくる。
どこかの知事じゃないけど「どげんかせんといかん」と図書館員は皆思っていたはずだ。
この「どげんかせんといかん」という思いが、しょうないREKでの今のリサイクル本の販売に繋がっていった。

図書館では不要になったが、まだまだこれらの本を再利用して復活させてやることはできないか。
そして市民に、地域に還元できないか、
はたまた、庄内図書館を活性化できないか、等等である。

しかし難問山積である。
売る場所が無い。売る人がいない。(まさか図書館員が売るわけにはいかない。)

うんうんうなっている時に、ちょうどタイミングよく本市の協働事業提案制度が開始され、
「地球ママくらぶ」のみなさんが”“わたしたちがやりまーす”と声を上げてくれたのである。
この時は、なんと嬉しかった事か・・・。そんな感じで始まりましたが
今こんなにすばらしく、また多方面に広がっていっているのを見につけ
しょうないREKの皆さん、地域の皆さん、関係する全ての皆さんに、心からお礼申し上げ、
これからも一緒になって頑張りたいと思っています。(現豊中市立図書館館長)

リサイクル本を販売しています♪

shounai-rek2008-10-29


まだまだ使えそうだけど、図書館に置けなくなった本。
そのような本のリサイクルのための常設スペースを庄内図書館(大阪府豊中市)3階に開設しています。
リサイクル本を販売することにより
その収益金を地域に還元するしくみをモデル事業として実施。
図書館の休館日を除く毎週火曜日10:00〜16:00にリサイクル本の販売をしています。

しょうないREK 活動の3本柱と参加団体

しょうないREKが目指す「環境・活性・共生」3つのキーワード

<環境>豊中市の図書館では年間数万冊もの本が廃棄処分されています。
この廃棄されてしまう本をリサイクル活用し
地域と図書館を元気にしていく活動を行ない
ゴミの減量にも取組みます。

<活性>ますます活気あるまち「しょうない」
安全で笑顔いっぱいのまち「しょうない」を目指します。

<共生>暮らす人誰もがこのまちの主人公です。みんながとなりにいる人たちと手を取り合い
共に生活していける地域づくりを目指します。
また、地域に住すむ外国人の母親が安心して子育てできるように
地元の人々と協力してサポートしていきます

<しょうないREK参加団体>(2008年4月現在)
庄内図書館・庄内公民館・豊中市立保健センター・豊中市子育て支援センター豊中市コミュニティ政策室・豊中市環境政策豊中市美化推進課・財団法人とよなか国際交流協会・六中校区地域教育協議会・庄内公民分館・NPO法人とよなか市民環境会議アジェンダ21・おはなしボランティアポケット・庄内WEST商店街・庄内西本町商店会・地球ママくらぶ

しょうないREK

しょうないREK(レック)とは、

R=Recycle(リサイクル)
E=Event(イベント)
K=瓦版
を合あわせた造語です。

大阪府豊中市の「市民公益活動推進条例」に基づき
市と市民が協働して庄内地域の環境・共生・活性化の課題に取り組む
「しょうないREK」を立ち上げました。

庄内図書館を拠点に本のリサイクル活動や
庄内地域での様々な活動を通じて
地域情報の収集・発信を継続的に行い
庄内地域が今まで以上に住みやすい活気ある
楽しく安全な町になるように地域のみなさんとともに活動しています。

ええやん!しょうない

shounai-rek2008-10-09



今まで私たちが歩んできた道を
書きしるしていくことを決めた日。

今までのこと、これからのこと
自分たちのこと
取り巻く人たちのこと
何をやってきて
これから何をするのか

そのすべてが
「ええやん!」と思えるように

みんなに「ええやん!」と感じてもらえることができたら

ほんまに、ええやん!ね。